職員インタビュー

職員同士助け合いながら、
一人ひとりと向き合っていく。

大府市発達支援センター おひさま

牧野 朱夏

牧野 朱夏

大切なのは、親子の絆を深めるお手伝いをすること。



週に1回親子で通園する「早期療育」というグループを担当し、発達につまずきのある1歳児から就学前の5歳児までの支援をしています。当センターは親子支援を大事にしていますが、その中でも特にこのクラスは親子支援がメイン。その子どもたちが将来安心して生きていけるような生活面の自立支援をするほかに、得意・不得意を親御さんと一緒に見つけたり、幼稚園や保育園などとも連携しながら、それぞれの能力に合った進路選びにも関わったりしています。また、お母さんやお父さん自身も不安で、いろいろな家庭の事情を抱えている場合も多いので、子育ての心配やお仕事との兼ね合いなどさまざまな相談に乗っています。
やっぱり子どもって家族がいて、育つものだと思うんです。この時期に、親子関係のベースをしっかり作っておくと後々につながっていきますから、とにかく親子関係を良くしていく、お母さんやお父さん、子どもの親子関係を育てていくことを大切にしたいと思っています。





センター長の言葉に惹かれてこの世界に飛び込んだ。

大学は教育学部心理コースで、もともと保育とはあまり縁がありませんでした。ただ子どもは好きで、授業では発達障がいなども学び、将来は子どもや心理の方面で人の役に立てる仕事をやりたいと思っていました。入職した理由は、説明会で温かい雰囲気を感じたこともありますが、決め手はおひさまのセンター長のお話でした。発達障がいの家族支援について「障がいを受け入れるのは簡単じゃない、そのサポートはとても大事な役割だ」というお話を聞いて、自分もその力になりたいと思い、この世界に飛び込みました。
最初は右も左もわからず、戸惑うことばかりでした。勉強していないことが毎日いろんなところで起きたり、わかっているはずのこともいざ対応しようとすると困ってしまったり。でも、おひさまはチーム支援の体制が整っているので、とても助けられました。基本的にクラスには3人の担任がいて、振り返りの時間も設けられています。わからなかったことは他の先生に聞きながら対応していけますし、先輩たちが前向きで、困難なケースにもひとつひとつ丁寧に向き合っていこうとするので本当に勉強になります。






子どもの成長の喜びを親御さんと共有するうれしさ。



就学や就園で当センターを離れた子が遊びに来てくれることがあるのですが、その子の成長を実感するのは本当にうれしいです。以前、お母さんが運動会の動画を持ってきてくださって、その子ががんばっている姿を見た時は、感動して涙が出そうになりました。その子の成長の喜びをお母さんと共有することに、仕事の醍醐味を感じます。
愛光園で働く魅力は、やっぱり子どもやそのご家族一人ひとりと向き合えることだと思っています。そもそも発達障がいは、ベースとなる共通の特徴を持ちながらも、その子が生きてきた時間や取り巻く環境などによってそれぞれ違いがあります。そうした違いを日々の療育の中で見つけていくことが、仕事の中心になっています。チームで職員同士助け合いながら、一人ひとりと向き合っていけるというのが、ここで働いていく上での大きな魅力だと感じています。

一日の流れ

  • 08:30

    出勤・朝礼

    事務所で職員全員で朝礼

  • 09:30

    療育開始

    クラスに移動。12時からは子どもたちと一緒に昼食

  • 13:00

    療育終了・振り返り

    担任間で今日の出来事の共有

  • 14:30

    掃除・送迎バスの添乗・事務仕事

    バスの添乗は交代で勤務

  • 16:00

    休憩

    ようやく一息

  • 17:00

    連絡会

    職員全員で情報共有し退勤